景勝雪割橋とは?
阿武隈川にかかるアーチ式の鉄橋で、長さが82メートル、谷底までの高さは50メートルもあります。
そのためか、自殺の名所、心霊スポットとしても知られている場所です。
橋から川底を眺めると、その高さには恐怖を感じる人もいると思います。
雪割橋は、昭和33年に完成したもので、一面の銀世界のなかにあって、渓谷が雪を割っている景観にかかる橋として、雪割橋と名付けられました。
雪割橋を中心とした一帯は、雪割渓谷と呼ばれ、西の郷生活環境保全林として保護・整備され、キャンプ場もあります。
雪割橋は、阿武隈川の最も上流にある橋でしたが、甲子大橋ができて、2番めになりました。
雪割渓谷を歩くと
雪割橋をわたって、右手のほうにすすむと、雪割橋をみる展望台があります。
さらにその先にはキャンプ場があり、そのさきに保全林のなかを歩く遊歩道が続いています。
この遊歩道から先が、本格的な雪割渓谷になります。
遊歩道のあちこちに、大岩、奇岩があらわれます。
メガネ岩は、真ん中がくり抜かれたもので、岩のなかに人が立つことができます。
雪割渓谷の遊歩道は、最初はたいしたことがないように感じますが、次第に山道のアップダウンがきつくなります。
足元はしっかりした状態でないと、瀞の大滝まで行くのは難しいかもしれません。
阿武隈川の美しい流れと、両岸にひろがる木々の美しさには眼を奪われます。
ここで使用している写真は5月初旬のころの雪割渓谷になります。
遊歩道を歩いていくと、手掘りのトンネルにたどりつきます。
人がひとり通れるくらいの幅で、大きな人だとかがんで通るくらいの高さになります。
このトンネルを抜けると、瀞の大滝が目の前に広がります。
ここまで歩いて、写真などを撮っていると、およそ90分から2時間はかかります。