甲冑競馬と神旗争奪戦
雲雀ヶ原祭場地では、野馬追の神事のなかでも、甲冑競馬と神旗争奪戦が行われる場所です。
国の重要無形民俗文化財に指定されている野馬追の神事には、ほかに馬を追う野馬懸、街を騎馬武者が行進するお行列などがありますが、雲雀ヶ原祭場地で行われる甲冑競馬と神旗争奪戦=野馬追と考える方も多いと思います。
雲雀ケ原祭場地は、相馬中村神社、相馬太田神社、相馬小高神社の飛び地として管理されています。
住宅街のなかに広大な場所が開けていて、壮大な景観です。
観客席側が高台に
広々とした雲雀ヶ原祭場地を臨む高台が、観客席となっています。
自然の造形とはいえ、都合よく、広々とした平地のすぐ脇に、高台があったものです。
神旗争奪戦の勝者が駆け上る羊腸の坂
御神旗を勝ち取った騎馬武者は高々と御神旗を掲げ、羊腸の坂を本陣山にむかって駆け上がります。
旗は敵の首となぞらえ、御本陣で確認後、騎馬武者は妙見神社から御札と副賞を受けて山を下りることとなります。
運が良ければ練習風景が見られるかも
雲雀ヶ原祭場地では、運が良ければ、練習風景が見られるかもしれません。
足跡が残されていました。
馬房と馬糞専用ボックス
現地に行かないとわからないことというのは多いものですが、雲雀ヶ原祭場地には、個々人専用の馬房と馬糞専用ボックスがあります。
よくよく考えれば、どちらも必要なものですが、映像などでは見ることが少ないものです。
JR原ノ町駅から徒歩30分
雲雀ケ原祭場地は、JR原ノ町駅から徒歩30分ほどの場所にあります。
住宅街の一角にあるため、街なかを散歩する気分で歩くとたどり着きます。
アップダウンはなく、平坦な道なので、足に自信がある方には徒歩をおすすめします。
その後、相馬太田神社に足を伸ばしたい、という場合には、タクシーを利用することをおすすめします。
相馬中村神社は、天之御中主神(妙見菩薩)を祭神とする神社であり、相馬氏の氏神となっています。
社殿は、寛永20年(1643年)に中村藩2代藩主・相馬義胤により建立され、国の重要文化財に指定されています。
相馬太田神社は、鎌倉時代に相馬氏が移り住んだ際に、初めて住んだ場所とされています。
国の重要無形民俗文化財に指定されている相馬野馬追では、出陣式が行われる神社として知られています。
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南相馬市 雲雀ヶ原祭場地 (日, 14 3月 2021)>> 続きを読む
南相馬市 相馬太田神社 (Sun, 14 Mar 2021)
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