蛇の鼻とは?
「蛇の鼻」という地名は、大名倉山に伝わる大蛇伝説の「蛇」からとっています。
初めは「蛇ノ花」と呼ばれていたのですが、後世になって、山が切れて盆地に落ち込む場所を 「鼻」と呼ぶ事から、今日の「蛇ノ鼻」になったと言われています。
そもそも、蛇の鼻の地は、平安後期に起こった前九年の役で、源義家がこの地で戦い、その際に四方の敵に放った矢が花の様に見えた事から、「矢ノ花」と呼ばれていたことにはじまります。
その後、玉井村(現大玉村)と本宮町(現本宮市)に分割された際、 玉井には「矢ノ花」と言う地名が残りましたが、本宮ではその地名と区別する上で、蛇の鼻という地名になったのです。
国登録有形文化財 蛇の鼻御殿
明治末期に、本宮町の豪農・伊藤弥氏の別荘として、8年の歳月をかけて造られた邸宅です。
蛇の鼻御殿は、平成8年に国の登録有形文化財に登録されました。
鹿の間、老松の間、千鳥の間、黒柿の間、梅の間などがあり、書画や障屏画などが残されています。
花の種類
4月上旬~5月上旬
ソメイヨシノ、チューリップ、芝桜
4月下旬~5月中旬
ヤマツツジ、キリシマツツジ、藤、牡丹
5月中旬~6月中旬
シャクヤク、バラ
5月下旬~7月中旬
睡蓮
6月下旬~7月下旬
あじさい
9月下旬~11月中旬
菊
10月上旬~11月上旬
バラ
10月中旬~11月下旬
サザンカ、もみじ
JR本宮駅から徒歩30分ほど
蛇の鼻は、JR本宮駅から徒歩30分ほどの距離です。
タクシーで1300円くらいかかります。
入場料は、初回に700円払うと、約1年間は無料で入園できます。
二本松城の本丸へと続く観音丘陵遊歩道は、桜並木が続く桜の名所。
福島県自然遊歩道50選に選ばれており、二本松城の本丸から観音丘陵の尾根が続き、遊歩道の全長は約3キロメートルあります。
桜の時期には、二本松市内が桜色に染められている様子がよくわかります。