檜枝岐の舞台(ひのえまたのぶたい)とは?
檜枝岐の舞台(ひのえまたのぶたい)は、1976年8月23日、国指定重要有形民俗文化財に指定されています。
檜枝岐の舞台は、年に3回上演される農村歌舞伎のための舞台であり、江戸時代に建造されました。
現在の舞台は、明治明治26年(1893年)に焼失した古い舞台に模して、明治30年前後に再建されたものと推定されています。
なお、「檜枝岐歌舞伎」は、平成11年(1999年)に福島県の重要無形民俗文化財に指定されています。
この檜枝岐の舞台は、南会津町の「大桃の舞台」とともに国の重要有形民俗文化財に指定されました。
この指定は、建造物である舞台のほか、観客席である敷地も含まれています。
まるで古代ギリシアの劇場
檜枝岐の舞台は、檜枝岐村の鎮守神である駒形大明神、燧大権現の社に面して建っており、舞台を囲むように石段がつまれてすり鉢状になっています。
この石段が客席となるため、まるで古代ギリシアの劇場のようであり、ローマのコロッセオのようでもあります。
農村歌舞伎という性質上、誰もが歌舞伎を見られるようにすると、このような形になったのではないでしょうか。
檜枝岐歌舞伎伝承館「千葉之家」
江戸時代から続く檜枝岐歌舞伎の歴史から、演目、衣装などを展示しています。
冬季は休館のため、開館していたら、ぜひ入ってみてください。
檜枝岐村には、日本四大姓として知られる源、平、藤原、橘のうち、3つが揃っています。
平野は、平が転じたもの。
星は、藤原金晴が住み着いたことから始まった姓。
橘は、織田信長に攻略された治田城主の橘正具の次男・好正が落ち延びてきたから。
以上の3つの姓が、檜枝岐村で多い理由となっています。
橋場のばんば
檜枝岐の舞台につうじる参道には、「橋場のばんば」が鎮座しています。
水難から子どもをまもる神様として祀られたのですが、今では、良縁を結び、悪縁を断つ神様として知られています。
「橋場のばんば」には、一瞬ゾクッとするほどの存在感があります。
その理由は、数え切れないほどのハサミ、そして頭にはお椀がかぶせられているためでしょう。
良縁を結ぶときは壊れたハサミ、悪縁を断ちたいときは新しいハサミを供えます。
また、お椀を頭にかぶせると、何でも願いが叶うと信じされています。
檜枝岐村の歴史的みどころ
六地蔵
米ができず、貧しかった檜枝岐では、間引きがありました。
その悲しい歴史から六地蔵が建てられました。
井籠(せいろう)造り板倉
奈良の正倉院と同じ建築様式で建てられている板倉。
釘をつかわず、厚さ10センチほどの板を井籠のように組み上げています。
現存しているなかでは最古のものであり、檜枝岐村の重要文化財に指定されています。
また、村内に残った板倉を移築・保存も、板倉群として行っています。
水芭蕉像檜枝岐温泉
道端にぽつんとある、水芭蕉の形をした温泉の出口。
少しだけ流れ出ているので、残念ながら、手湯にはなりません。
会津高原尾瀬口駅から路線バスで1時間20分
檜枝岐の舞台へは、会津鉄道の会津高原尾瀬口駅から乗車できる路線バスで行くことができます。
会津高原尾瀬口駅で乗車し、檜枝岐中央で下車すると、料金は1820円となります。
電子マネーは利用できませんので、現金での支払いとなります。
前沢曲家集落は、平成23年6月に「南会津町前沢伝統的建造物群保存地区」として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
ドラマ「リーガルハイ」のロケ地としても有名です。
そば粉100%の生そばは、コシが強く、のどごしも極上、何度でも食べたくなる、そば好きのためのそば。館岩川をのぞむ席が人気。
営業期間:4月下旬~11月中旬
定休日:期間中は無休
営業時間:10:30~16:00
席数:50席
駐車場:30台
支払い:現金
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