塙町のダリア園とは?
塙町のダリア園は、8月~10月の期間限定の庭園です。
隣接する「湯遊ランドはなわ」の誘客のためにダリアを見てもらうと開園されたのが、ダリア園の始まりです。
スタート時は2000㎡のダリア園でしたが、後に7000㎡に拡大されました。
もともと塙町とダリアとの関係は古いわけではないのですが、2001年7月7日から9月30日まで、福島県で開催された「うつくしま未来博」に、塙町としてダリア園を出展したことにより、町ぐるみでの取り組みへと進化しました。
「ダリアは毒」ではありません
かつては、ダリアは毒、ダリアの花についた水滴を手にとっておにぎりを作って子どもに食べさせたところ死んだ、というような話が伝わっていました。
しかし、塙町では、ダリアは食べられるものなのです。
大学と日本ダリア会、東京都練馬区の漬物会社の協力を得て、ワイン、味噌、粕漬けなど5種の漬物に加工し、販売しています。
いまでは、ダリアは毒というのは間違った通説であることがわかっています。
隣接する「湯遊ランドはなわ」の売店では、ダリア染めのハンカチやスカーフも花倍されていますので、ダリア園に行ったら、売店ものぞいてください。
インスタ映えまちがいなしのダリア
ダリアの花は、大輪で、発色も良いので、写真に撮ると、その美しさが際立つ花です。
特に雨との相性はよく、水滴のついたダリアの花は、インスタ映え間違いなしです。
ピントさえ合っていれば、後から写真を加工して、自分だけの壁紙をつくることができると思います。
この写真を、花の中心部をアップにしただけで、印象的な写真に変化します↓
土間のある古民家も
塙町は、江戸幕府の直轄地でしたが、その直轄地で名主を務めていた金沢家の家が、ダリア園のとなりに併設されています。
広い土間があり、囲炉裏がきってある木造建築です。
昭和の中頃までは、土間のある農家は一般的でしたので、金沢家の家に懐かしさを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ダリア園までは山道
塙町のダリア園までは、水郡線塙駅から車で20分、1日に数本のバスで45分、その後徒歩になります。
かなり不便な場所にありますので、ご注意ください。
ダリア園があるエリアは、栃木県・茨城県との県境にある八溝山(1,022m)を源流とする久慈川の流域が奥久慈県立自然公園に指定されています。
そのため、かなりの狭い山道が続きます。
しかし、渓流沿いの山道には不動滝があり、気持ちが良い道になっています。
「湯遊ランドはなわ」は、日帰り温泉も楽しめますが、宿泊施設やオートキャンプ場も併設した温泉施設。
男女別の大浴場、露天風呂のほかにマイナスイオンたっぷりの低温サウナまでそろっています。
【泉質】アルカリ性単純温泉
【源泉温度】25.7℃
【適応症】きりきず、やけど