母畑湖は、阿武隈川水系北須川に建設された千五沢（せんごさわ）ダムによってできたダム湖の名称です。

ダム湖なので、大きく、そして形はいびつです。

地図でみると、まるで龍のようにも見えます。

しかし、恵まれた自然林に囲まれ母畑湖は、ドライブや散策に適した場所です。

釣りを楽しむ人も多いようです。

母畑湖の大半は石川町ですが、一部は平田村です。

はじめて母畑湖を目指すのであれば、母畑湖の平田村側の平田大橋から、母畑湖を周遊してはどうでしょう。

平田大橋は、母畑湖にそって、矢吹小野線（42号線）をすこし進んだ右手にあります。

母畑湖に沿っている道幅は狭いので、運転には注意してください。

平田大橋は、北須川のうえに掛かる橋のようです。

北須川の上流には、山鶏滝があり、母畑湖からも遠くはありません。

五沢ダムは、灌漑用水を供給する目的で造成され、1975年に完成しました。

平田大橋をわたり、母畑湖にそって細い道をしばらく進むと、千五沢ダムの全景をみることができる場所があります。 

2014年には、治水・利水を目的とした再開発に着工しています。

このとき、洪水吐の改築工事が行われ、全国的にも珍しい4本の洪水吐が放射状に位置するラビリンス型が採用されました。

母畑レークサイドセンターは、屋外テニスコート、体育館、多目的グラウンド、オートキャンプ場、アイススケート場などを備えた施設です。

そして、母畑湖遊歩道を備えており、母畑湖の自然林、四季折々の自然に触れることができる場所となっています。

母畑湖までは、あぶくま高原道路の石川母畑ICから、車で5分ほど。

あぶくま高原道路は、矢吹ICから小野ICまで無料で利用できる高速道路です。

母畑レークサイドセンターが目印となりますが、母畑湖を一周しようとするなら、最初に紹介した平田大橋をめざすと良いでしょう。