柳津の虚空蔵さま（福満虚空蔵菩薩 圓蔵寺）のお土産として有名なのが、粟饅頭です。
虚空蔵さまの周辺に８軒の粟饅頭を売るお店があり、一日中、蒸し上げる湯気があがっています。
どの店先も、粟饅頭を買おうという行列ができ、細い道路がいっそう通りにくくなってしまいます。
今回紹介するのは、小池菓子舗の粟饅頭です。
小池菓子舗の粟饅頭は、添加物を使用していない、昔ながらの素朴な味です。
原材料は、もち米、粟、上白糖、食塩、鮮やかな黄色はクチナシで着色しています。
上品なこしあんを包んで蒸しているため、全体にとても柔らかい仕上がりです。
あまり甘くなく、いくつでも食べられそうです。
隣の茶饅頭も、なかなかの逸品です。
こちらは、黒糖をつかったごくごく普通のお饅頭です。
膨張剤には重曹を使用しているのでしょう、重曹特有のフレーバーがあります。
重曹は、古典的な膨張剤なので、私が子供の頃、おばあちゃんが作ってくれた蒸し饅頭にも使われていました。
懐かしい味がします。
茶饅頭もこしあんですが、丁寧に小豆を煮て、いかにも手作りしました、というもの。
こしあんと皮のバランスが絶妙です。
饅頭好きの方は、こちらの茶饅頭のほうがお好きかもしれません。
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