こんにちは、面川 真喜子です。
私は、福島県岩瀬郡鏡石町の出身です。
高校卒業以来、東京に住み、東京で働いています。
そんな私ですが、正月とお盆は、毎年必ず実家に帰り、地元の農産物を料理し、その味を堪能しています。
私が子どもの頃は、味噌や醤油を作る職人さんがやってきて、毎年仕込んでおりました。
蔵には、味噌樽や醤油樽が並び、大豆を煮て、麹を加えて熟成させる工程は、幼心にもワクワクしたことを覚えています。
今では夢のような自家製調味料ですが、これによる弊害もありました。
というのも、我が家以外で食べる食事の多くが、のどを通らないのです。
私は、幼少時には、よく親類の家を泊まり歩いていました。
とても楽しかったのですが、食事では苦労しました。
味噌汁を飲んでも美味しいと感じない、魚を食べても変な味がする、と思っていたのです。だから、食が進みません。
なぜ、よその家の食事は美味しいと思えないのか。
いま思えば、それは、調味料が違ったからでした。
自家製で、保存料など使っていない、ましてや素材である大豆も自家製であったわけですから、味噌も醤油も昔ながらの味。
その味で育った私が、おそらく市販品である味噌や醤油に違和感を感じるのは、無理のないことだったのだと思います。
幼少時に出来上がった味覚は、一生つきあっていくもの。
私は、その味覚を思い出すような、昔ながらの味を、このサイトを通じて紹介し、販売していきたいのです。
ですから、ここで紹介する商品は、保存料や味を調整するようなものをほとんど含んでいません。
また、野菜の食べ方についても、伝統的な家庭料理を紹介していきます。
身体は、自分で食べたものをエネルギーとして作られています。
化学薬品を含んだ食材を食べても、それを排除できるような身体にしたい、と考えています。
そのためには、伝統的で本当に安心できる食材を、食べる努力も必要なのではないでしょうか。もちろんそれは楽しい努力ですが。
2014年9月 面川 真喜子